2006年1月17日

沖縄県知事 稲嶺恵一 様

沖縄県文化環境部長 様

環境政策課長 様

自然保護課長 様

泡瀬干潟を守る連絡会 共同代表

内間秀太郎 小橋川共男 漆谷克秀

泡瀬干潟、海域埋立工事区域及び周辺の絶滅危惧種等の保全について(要請)

私たちは、05年12月27日に、沖縄総合事務局に浚渫工事中止と、絶滅危惧種の保全の要請を行いました。その内容は、12月16日に沖縄県(環境政策課)に行った要請とほぼ同じ内容ですが、19日に事業者がジャングサマテガイを確認したのでその保全も追加要請しています。27日の総合事務局の回答は、「絶滅危惧種の保全についての調整を県環境部局と行っている」ということでした。アワセカニダマシマメアゲマキ(仮称)、ミル属の1種、ウミウチワ属の1種については、「調査も含めて検討中」ということで、これについては再度調査保全を要請いたしました。また、事業者は、私たちが浚渫工事現場及びその近傍で生息を確認しているトウカイタママキ、マダライオウハマグリ、フジイロハマグリ、ウスカガミ、オハグロガイ、ゴイシザラ、ヒメツメタガイ沖縄型、を現時点で未だ確認していません。早急な調査、保全が必要です。

さて、事業者(国)は「絶滅危惧種の保全についての調整を県環境部局と行っている」と回答していますが、その内容は「調整中」として、あきらにされておりません。

また、沖縄県は、1月6日に泡瀬埋立海上工事に着手しましたが、「総合事務局と絶滅危惧種の保全についての調整を行っている」状況の中で、沖縄県の着手した海上工事について県環境部局としてどのように対応したのかも明らかでありません。このままでは、絶滅危惧種や新種・貴重種の保全がなされず、絶滅になる危険性が極めて高いと思われます。

つきましては、下記の要請をいたします。沖縄県環境部局として、種の保全の立場から有効な対応をしていただくよう要請いたします。

1.ジャングサマテガイなどの絶滅危惧種やアワセカニダマシマメアゲマキなど新種の可能性のある種についての保全策を具体的に示し、事業者と調整し、知事意見として、その保全を求めること。また、その保全について環境監視委員会を開き専門家の指導助言を求めるよう要請すること。その間、浚渫工事に着手しないよう要請すること。

2.絶滅危惧種や新種の可能性のある種についての保全がなされていない現時点での沖縄県の海上工事については、環境部局として事業者(港湾課)に「中断」を要請すること。

3.泡瀬干潟、海域の新種・貴重種の保全、場の保全について、抜本的な対策を示すこと。

以上