2006年1月13日
沖縄県知事 稲嶺恵一 様
沖縄県土木建築部 部長 様
港湾課 課長 様
泡瀬干潟を守る連絡会 共同代表
内間秀太郎 小橋川共男 漆谷克秀
沖縄県の海上工事を直ちに中止すること(要請)
県は、泡瀬干潟埋立の海上工事を2006年1月6日から着工した。私たちは沖縄県のこの暴挙に抗議する。
県は「改訂版レッドデータおきなわ」を2005年10月に公表した。そして、昨年暮れ19日に、事業者(国・県)はjジャングサマテガイなどの絶滅危惧種が工事現場近くで確認されたと発表したばかりである。その保全策も確定していないのに、「海上工事着工」とは、まさに暴挙である。沖縄県の環境保全の姿勢をかなぐり捨てたこの暴挙を私たちは糾弾する。
泡瀬干潟埋立事業は、沖縄県外部監査人報告でも「事業内容の抜本的な変更や見直しも必要である」と指摘されている。この事業の合理性・緊急性は無く、無駄な公共工事の典型であり、県民・市民に財政的負担を押し付けることは明らかである。
泡瀬干潟埋立事業の土地利用計画もまた杜撰である。立地するホテルははてしなくゼロに近い。その状況は現在も変わっていない。新港地区の港・航路の浚渫土砂処分場としての埋立も合理性・緊急性が無い。新港地区の埋立にも使えなかった浚渫土砂の処分場としての埋立工事も理不尽である。
泡瀬干潟埋立の前提である大型海草移植の技術もまだ確立されていない。
あらゆる面で条件が整っていないのに「工事ありき」で事業が進められることに、私たちは強く抗議する。
沖縄県は工事を直ちにやめ、泡瀬干潟・海域の自然環境保全のための抜本的な対策を講じることを求め、次の事を強く要請する。
1.沖縄県は、工事区域内の絶滅危惧種の実態を明らかにし、その保全策を示すこと。その間、工事を中止すること。
2.沖縄県外部監査人報告を尊重し、直ちに工事を中止すること。
3.埋立の前提である大型海草移植の技術が確立していない。沖縄県知事の意見(移植海草の生息・生育を確認してから移植を行う)に従い、現時点での工事着工を中止すること。
4.泡瀬干潟・海域の自然環境保全のための抜本的な対策を講じること。
以上