112日に要請したこと(別紙要請文)にたいする回答です(概略)。

T.総合事務局(酒井指導官、嶋倉課長、冨田課長補佐):情報を集め、発見者からも情報を得て、どのように調査するか検討中である。
全ての種(121種、前に要請された4種・ジャングサマテガイ・アワセカニダマシマメアゲマキ・ミルの新種・ウミウチワの新種)を調査するか
どうかも含めて検討中である。もし調査するとして、結果が判明し、アセス書でしめした事業者見解に示した対応が必要であれば、そのように
適切に対処し、環境監視委員会にも報告し指導助言を求めます。どこに生息しているかどうかもわからないので、工事を中断するということは
ありません。
問題点:発見者の協力をお願いしているがいまのところ具体的にすすんでいないので調査が進行していない、として誤魔化しています。調査は
事業者の責任で行うべきであると前回も今回も言ってありますが、発見者の協力を得たいと、逆にお願いする有様です。現在の工事で絶滅
危惧種が絶滅するかも分からないので、中断して調査せよ、と強く要請しても、逃げています。
U.港湾課(上運天先朝港湾開発監・課長級・泡瀬の作業責任者、玉城洋主幹):要請の2.3については、そのように対処することに
なる。1.2については私たちでは判断できないので、上司に伝えます。RDBが発刊され絶滅危惧種が泡瀬に多いことは、重く受け止めています。
「沖縄タイムス」の記事の内容(危惧種貝「持ち込まれた」)についての経過
1.1023日、日本山妙法寺の沖縄行脚の僧侶が泡瀬干潟を視察した。当連絡会が案内した。
2.1028日(金)、日本山妙法寺の沖縄行脚の僧侶が港湾課に埋立て中止の要請を行った。
3.日本山妙法寺の武田隆雄僧侶から、私(前川)に28日夕方、港湾課での要請について報告があった。
(1)玉城洋主幹が「絶滅危惧種の貝は誰かが持ち込んだのではないか」という発言があったので、抗議し、議論の末、失言として、撤回させた。
(2)埋立地のうち30haが米軍用地になることについて、上運天港湾開発監が「それは泡瀬干潟を守る連絡会が嘘をいっている、そのような
ことはない」と言っていた。
4.この報告をうけ、私は武田さんに、112日に連絡会として要請があるので、その場で糾してみる、と返事しました。
5.2日、私たちの要請内容について一通り終わったところで、先の2点について糾しました。
(1)玉城洋主幹は、たしかにそのように発言した、失言として取り消した、申し訳なかった、泡瀬のどこに生息しているかよく分からないので
そのように思って発言したが、失言だった、と釈明した。私たちは、釈明したとはいえ、そのような発言があったことを重視し、強く抗議した。
撤回はしたものの「本心がポロット出たのだろうが、事業者としてその程度の認識しかないとは情けない」はそのようなやり取りの中での一言です。
(2)軍用地について糾したところ「連絡会が嘘を言っている、とは言っていない。そのようなことは私は分からない、といった」と釈明していた。
泡瀬埋立ての県の責任部署は港湾課であり、そこの直接の責任者が「埋立地の約31haが泡瀬通信施設の施設区域・軍用地になることをまったく知っ
ていない」ことにはあきれました。私が在日米軍、沖縄市長、那覇防衛施設局、3者の間で作成された「協定書」の第5項b「312,000平方
メートルの新たな埋立地は、日本政府により、合衆国政府にたいし・・・地位協定第2条第1項(a)に基づき提供されるものとする。」、安保条約、
地位協定を見せると、まったく知らなかった様子で、ビックリしていました。その後一定論議しましたが、「まったく知りませんでした、勉強して
おきます」ということになりました。31haの軍用地(埋立地)を県民・市民の税金でつくって米軍に提供する、その面積は沖縄市が県から買い取る
90haの3分の1です。そこは多くの制約(高さの制限、幹線道路作れない、石油・ガソリン貯蔵禁止、電波障害は一切禁止)をうける「多目的広場
(共同使用地)」で、芝生を植えて、「遊ぶ場所」にしか使えません。それを沖縄県の直接の責任者がまったく分からない、というところも大きな
問題点です。
V.環境政策課・自然保護課(友利課長、我那覇課長):事業者がアセス署の約束通り「調査、県への報告、県環境部局(私たち)との調整、
県知事意見」と進行すると思う。そのときに意見を述べる。RDBは皆さんが指摘するように沖縄県の貴重な動植物(絶滅危惧種を含め)を保護する
ために作られているのです。
その趣旨にそって努力したい。
問題点:私たちは、これまでの貴重種の保全について環境部局の役割が発揮されていない、事業者の「対応策」を「保全策」として鵜呑みにしてそのまま認めることは許されない、ことを強く主張し、今回のRDB種の保全については、それらが「保全される対策をきちっととるように」強く要請しました。また、RDBの発刊については高く評価し、感謝する旨も伝えました。