速報 泡瀬関連予算、修正案を可決
沖縄県議会、予算特別委員会、泡瀬関連予算を減額、一部を予備費へ充当 報告:前川盛治(泡瀬干潟を守る連絡会・事務局長)
3月25日(金)に開かれた、沖縄県議会、予算特別委員会(委員長:當間盛夫)は、泡瀬埋立関連事業費の予算、5億3千万円を減額し、一部を予備費に充当する修正案を可決しました。採決は、退席2名の中で行われ、可否同数(8名)のため、委員長採決で可決されました。
この案件は、3月29日(火)の本会議で最終的に採決されますが、予算特別委員会の決定がそのまま承認されるか、予断を許しません。
29日、本会議傍聴に行きましょう。
詳細は下記です。
1.
減額された金額の内容:港湾計画調査費(20,000千円)、港湾改修費(135,000千円)、港湾環境整備事業費(375,000千円)、合計(530,000千円)
2.
提案趣旨(概略、提案者:前田政明):530,000千円の減額
(国庫支出1億5千万円と県債3億3070万円を減額し、一般財源4930万円を予備費へ充当する。) 詳細は下記
3.
提案理由:@泡瀬干潟は生物多様性の宝庫。南西諸島の生物、地理的特徴を代表する。ラムサール条約登録湿地条件を満たす国際的にも重要湿地。保全をはかるべき。A地方港湾審議会(10年12月22日)で当事者である沖縄市長や関連するうるま市長を委員にして審査し、港湾計画の一部変更を議決していることは不当な運営であり認められない。B土地利用計画の根拠が観光客の予想、商業施設の利用者の予想、事業の採算性の問題等でも極めて科学的根拠にともなったものではない。
4.
採決状況(議員敬称略)
修正案に賛成した議員:仲村未央、仲宗根悟、崎山嗣幸(以上、社民・護憲ネット)、西銘純恵、前田政明(以上、日本共産党)、奥平一夫、比嘉京子(以上沖縄社会大衆党・結の会)、山内末子(新政クラブ)
修正に反対した議員:吉元義彦、新垣良俊、辻野ヒロ子、翁長政俊、浦崎唯昭、池間淳(以上、自由民主党)、當山眞市、金城勉(以上、公明党・県民会議)
退席した議員:赤嶺昇(改革の会)、上里直司(民主党)
委員長:當間盛夫(改革の会)
次は修正された予算の詳細です。単位は千円です。
次の記事は、25日、予算特別委員会が開かれる前の状況の新聞報道記事です。