今度の浚渫工事、浚渫土砂の流し込み(楊土)は、本土マリコンの仕事です。地元企業ははじかれています。
これまでの浚渫は、トラック輸送などは、地元企業もかかわっていましたが、今回の浚渫工事、浚渫土砂楊土工事、全て、本土マリコン(本土の海洋土木事業企業)の工事です。
工事で、地元企業も活性化する、は全くの偽りです。
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10月28日、浚渫土砂投げ捨て(空気圧送船による楊土)の航空写真、NHK報道写真
右上が空気圧送船(TOTRAV)大きなパイプ(直径70cm、長さ500m)が1区まで繋がれ、その先から放出されている。 これまでの楊土工事は、地元企業がトラックなどで運んで投げ捨てていましたが、今度は本土マリコン(東亜建設工業、大本組・・後述)の事業で、地元企業の活性化にもなりません。本土マリコンを助けるための事業です。 |
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10月28日、浚渫土砂投げ捨て(空気圧送船による楊土)の航空写真、NHK報道写真 パイプの先から「海水と混ざった浚渫土砂」が放出されている。濁りが発生している。 内海と外海の海水交換はあるから、濁りは外海に広がる。しかし、事業者は汚濁防水シートを海底に敷いているから、外海には濁りは拡散しないといっている。 では、外海の干満と同じように内海でも干満があることを、どのように説明するのか。 この誤魔化しを「環境監視委員会」は何も問題にしなかった。 |
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埋立地で楊土作業をしている 空気圧送船 TOTRAV 泡瀬ウミエラ館 から撮影 |
TOTRAは、当社が開発した助勢装置(特殊型渦巻ポンプ)と混気圧送方式とを組み合わせることにより、浚渫した軟泥に余分な水を加えることなく、大量かつ連続的に長距離送泥する軟泥圧送船です。TOTRA−III(トトラ3号)は船体部の主要寸法は長さ65m、幅26m、深さ4.5m、喫水1.8m。1時間に1000m3の軟泥を空気圧送する。 東亜建設工業のHPから |
空気圧送船 TOTRA V 楊土工事は、東亜建設工業(株)、(株)大本組の特定建設工業共同企業体が行っています。東亜建設工業(株)は東京都新宿に本社がある、いわゆる本土マリコン(海洋土木、浚渫・埋立を行う本土大手ゼネコン)です。TOTRA Vはここの船です。 日本のいたるところ、例えば羽田空港建設の埋立などを行っている企業です。 大本組も同じく、本土の中堅のマリコンです(本店岡山、東京に東京本社、児島湖浚渫)
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2011年10月29日、工事着工翌日の空気圧送船TOTRAVです。横付けした作業船から浚渫土砂を掬いだし、空気圧送器に流し込んでいました。
撮影:小橋川共男 背景は勝連半島です。
工事区域内を警戒船が監視していました。警戒船の向こうに見えるのが、圧送船からつながれている輸送用パイプ(直径70cm、長さ
500m)の一部です。左の背景は米軍泡瀬通信基地です。撮影:小橋川共男 撮影日:2011年10月29日
新港地区東埠頭での浚渫工事(10月30日)、日曜日でしたが、浚渫工事を行っていました。
浚渫船でグローブ浚渫、手前の台船に積み込んでいました。(東埠頭、北側から撮影)この浚渫船は、大本組の所有と思われます。
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次は、今度の浚渫工事、浚渫土砂楊土工事を行う、2社のHPからの抜粋です。
1.東亜建設工業株式会社
会社概要 商 号 東亜建設工業株式会社 CORPORATION
創 業 明治41年(1908年) 創 立 大正3年(1914年)3月4日
設 立 大正9年(1920年)1月23日 資 本 金 18,976,658,924 円
代 表 者 代表取締役社長 松尾正臣
従業員数 1,580名(2011年3月31日現在:単体)
<主な資格保有者数>
博士号 18名 技術士 210名
一級土木施工管理技士 938名
一級建築士 143名
一級建築施工管理技士 326名
事業内容
総合建設業
(主な事業:海上土木、陸上土木、浚渫・埋立、建築工事の請負、土地の造成・販売、開発、建設コンサルタント)など
本 社 〒163-1031
東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー31階
TEL:03-6757-3800 FAX:03-6757-3830
実績 東京国際空港(羽田空港) 関西国際空港 釜石港湾口防波堤など
株式会社 大本組
代表取締役社長 大本万平
事 業 内 容
1.土木事業 2.建築事業 3.浚渫事業
4.埋立事業 5.不動産開発事業
6.技術開発事業7.土木建築コンサルタント事
東京本社100-0014東京都千代田区永田町2丁
17番3号
本店700-8550岡山市北区内山下1丁目1番13号
実績:ラグナックスアイランド(愛知県)、児島湖浚渫(岡山)、常陸那珂港東防波堤(茨城県)