沖縄市長選挙について  泡瀬干潟を守る連絡会  2010427日 第435回幹事会

 

T.投票結果

 

 

東門美津子

喜屋武満

江洲真吉

2010425

23,013

21,546

4,459

2006423

28,709

26,659(桑江)

 

   比較

−5,696

−5,113

 

 

 

投票総数

有効投票

無効投票

投票率%

2010425

49,884

49,018

866

51.03

2006423

55,798

55,800

430

59.1

   比較

5,914

6,782

436

8.08

 

U.泡瀬干潟を守る連絡会は、12区全面推進の相手候補に対し、東門美津子氏が勝利することが、「埋立中止」につながるとして、東門美津子氏の勝利を期して奮闘することを幹事会で決定(330日)し、記者会見(48日)で発表した。

 

参考 幹事会決定(330日)

◎ 泡瀬干潟を守る連絡会の基本的立場

これまでの経過については、不満な点はあるが、4党及び東門氏の努力でここまで到達したことの成果を生かし、そして、道理ある立場で選挙戦を戦い東門氏の勝利を勝ち取ることで、埋立中止が実現できれば、泡瀬干潟を守る連絡会の目標「埋立中止」が達成できる。

 

◎ 以上の立場から、泡瀬干潟を守る連絡会としては、東門美津子氏の勝利のため奮闘する。

@      「土地利用計画に経済的合理性はないので事業を推進しない」、を4党と東門氏に早めに表明させるようにする。

A      泡瀬干潟埋立事業全面中止をさせるため、東門美津子氏の勝利を期して奮闘する。

 

 

V.この選挙戦で泡瀬干潟を守る連絡会は次の取組をしてきた。

@    チラシ「ここが変だよ土地利用計画見直し」の配布、約3万5千枚

A    立て看板 2種類の張り出し、2種類合計1千枚

「東門みつこで 泡瀬干潟埋立事業中止の展望を」

12区埋立全面推進は 環境破壊 財政再建団体転落だ」

B    泡瀬干潟を守る連絡会の独自の宣伝カーでの宣伝、街頭演説(告示後、24日まで)

C    各種集会への参加(演説会、決起集会、打ち上げ、朝の手振り挨拶など)

 私たちの取組は、「東門美津子氏が明確に埋立中止を表明しない、埋立問題の態度表明が曖昧なので投票に行かない」という有権者に対し、争点(全面推進⇔合理性がないときは中止)を明確に示すことで、投票を促すことにつながった。

 

W.「12区全面埋立推進」の喜屋武氏、江洲氏に対し「土地利用計画に経済的合理性がないときは、事業を推進しません、泡瀬干潟を守り、貴重種・希少種を保全し、持続可能な環境保全に取り組みます」と公約した東門美津子氏が勝利したことは、「泡瀬干潟を守る、埋立事業を中止させる」という泡瀬干潟を守る連絡会の基本方針の立場から、素直に喜びたい。

 

参考 東門美津子氏と4党の政策合意

東門氏と4党は、3月27日、「沖縄市長選に関する政策・組織協定書」に調印し記者会見をしています。東部海浜開発事業への対応は、次の通りになっています。

@    沖縄市の土地利用計画に経済的合理性が無い時は、事業を推進しません。

A    泡瀬干潟を守り、貴重種・希少種の保護や持続可能な環境保全に取り組みます。

上記@Aは政策協定に文章化されていますが、合理性の有無の判断についても4党と東門美津子氏は、次のことを確認しております。

B    経済的合理性の有無の判断は東門氏と4党で協議する。

 

参考 3候補者の泡瀬干潟埋立問題公約

 

東門美津子氏

社民・共産・社大・民主

喜屋武満氏

自民・公明

江洲真吉氏

無所属

 

 

 

 

東部海浜開発(泡瀬埋立)事業

@    沖縄市の土地利用計画に経済的合理性がないときは、事業を推進しません。

A    泡瀬干潟を守り、貴重種・希少種の保護や持続可能な環境保全に取り組みます。

327日、協定書↑

43日の公開討論会の報道記事↓

 

新計画の経済的合理性を市民に説明して、判断

12区を含めた当初計画通りに進める。埋立と同時に市民意見を集約し、時代に合わせた計画で市民理解を得たい。

 

325日、沖縄タイムス↑

 

43日の公開討論会の報道記事↓

 

環境に配慮し当初計画187aを埋立推進

 

東部事業は環境と共生する形で進めるのが基本姿勢だが、住民投票で賛否を問い、市民決断に従う。

 

325日、沖縄タイムス

 

43日の公開討論会の報道記事↓

 

12区推進。国連アジア本部、海洋大学を誘致

 

X.選挙戦は、泡瀬干潟埋立問題以外に、平和・基地撤去、子育て、国民健康保険、公共事業発注、市街地活性化、後期高齢者医療制度なども大きな争点であり、自民党・公明党の国民いじめ・基地容認の市政に後戻りさせない戦いに勝利した意義も大きい。宮古島市、石垣市、南城市、南風原町で自公に敗北した流れを止め、1月の名護市長選勝利に続き、秋の知事選挙に展望を示した。

 

Y.選挙戦は泡瀬干潟埋立問題が大きな争点であったが、争点にすることが出来なかった。これは、投票率の低下(−8.08%)を見ても分かる。東門美津子氏が「埋立中止」を明確にしなかったことが、選挙の争点を曖昧にし、有権者の関心をひきつけることが出来ず、「埋立中止」を願う有権者の棄権を引き起こしたことは、十分推測できることである。東門氏は、集会(出発式、決起集会、打ち上げ)で泡瀬干潟埋立問題について一切触れなかった。4党及び東門美津子氏は、この事をこの選挙戦の反省・教訓にしなければならない。

 また、普天間基地即時閉鎖、県内への新基地建設を許さない県民の戦いが大きく前進し、9万3700人が結集した「県民大会」が開かれる中で、政権与党(民主党・社民党・国民新党)の「県内移設容認」「迷走」の態度が、革新支持者・無党派層の反発を買い、そのことが原因で4党(民主、社民、共産、社大)の推薦する候補者に投票しなかった・「無効票」を生み出したことも大きな要因と考えられる。東門氏は、選挙中、新基地建設反対には一切触れなかった。

 

Z.今後の課題

@    沖縄市の「土地利用計画見直し」を中止させ、「泡瀬干潟埋立事業中止」を早めに表明させる。

  支持政党4党と東門美津子氏に強く要請する。

A    国(前原誠司大臣)にたいし、「1区中止」を早めに表明させる。

B    1区工事区域の調査、護岸の一部撤去を早急に実現させる。

C    自然環境保護団体、自然保護活動家の一層の連携を強化する。

 

 

参考資料  1.琉球新報、沖縄タイムスの社説

 

 

 

2.沖縄タイムス連載記事「薄氷の勝利」(427日〜29日、上中下)