皆様

 

前川盛治(泡瀬干潟を守る連絡会・事務局長)

 

今日、218()、下記の要請文を県内各政党に郵送しました。そして、このことを記者会見(14時、県政記者クラブ)で説明しました。記者会見では、要請文を読み上げ説明し、その後、要請の4団体(沖縄生物多様性市民ネットワーク、沖縄環境ネトワーク、泡瀬干潟を考える大学人・文化人の会、泡瀬干潟を守る連絡会)の代表が見解を述べました。また、今,泡瀬干潟を守る連絡会が沖縄市民に配布しているチラシの説明も行いました。

チラシは、このブログのチラシ紹介pdfをご覧下さい。

 

・・以下要請文・・・・

 

2010218

県内各政党 御中

(自由民主党沖縄県連、公明党沖縄県本部、社民党沖縄県連、沖縄社会大衆党、日本共産党沖縄県委員会、国民新党沖縄県連、政党そうぞう、民主党沖縄県連)

 

              沖縄・生物多様性市民ネットワーク

                共同代表 伊波義安 高里鈴代 城間勝

              沖縄環境ネットワーク

                代表世話人 真喜志好一  内海正三

              泡瀬干潟を考える大学人・文化人の会(仮称、結成準備中)

                代表世話人 桜井国俊 吉川博也 佐藤学  池宮城紀夫 

海勢頭豊 浦島悦子 清川紘二 亀山統一 

仲地博   (追加) 佐喜眞道夫

              泡瀬干潟を守る連絡会

                共同代表 小橋川共男 漆谷克秀

                  

 

泡瀬干潟を守るための要請

 

謹啓 貴党におかれましては、時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、泡瀬干潟埋立(東部海浜開発)事業は、沖縄市はもとより、沖縄県、日本全国の問題として、長年論議され、市民団体を中心とした様々な取組が行われてきました。そして、裁判(一審・二審)で「埋立に経済的合理性はない・埋立に公金は支出するな」の判決が確定しています。

しかし、沖縄市は、土地利用計画の見直しのための調査費並びにそれに伴う人件費は違法ではないとし、第1期区域(96a)の「土地利用計画見直し」をすすめ、委員会などの決定を経て、20103月末に「土地利用計画見直し・沖縄市最終案」を決定し、前原誠司国交相(兼沖縄担当相)に提示し、事業再開をしたいとしています。

 

泡瀬干潟は種の多様性の宝庫です。具体的にあげれば次の通りです。

 

1.        工事が始まってから発見された新種が約10種以上もある。

2.        泡瀬干潟で見つかった日本新産も5種以上いる。

3.        沖縄県のRDB(レッドデータブック)に記載された絶滅危惧種が174種以上いる。

4.        沖縄県は埋立区域を含む一帯を「自然環境の保全に関する指針・沖縄島編」で 評価ランク I (自然環境の厳正な保護を図る区域)に指定している。

5.        サンゴの生息地でもある。

6.        貝の種数が360種、海草の種類13種、海藻の種類126種など日本の干潟のなかでも種の多様性が非常に高い。

7.        渡り鳥・ムナグロは全国の53%が泡瀬干潟で越冬する。

8.        環境省は、泡瀬干潟を含む中城湾を「日本の重要湿地500」の一つに指定している。

9.        環境省は、泡瀬干潟はラムサール条約登録湿地のクライテリア(選定基準)をクリアしていると国会で答弁している。

 

このような泡瀬干潟は沖縄市だけの宝だけでなく、日本・世界の宝であり、そのまま子々孫々に残し伝えるべきと思います。

 また、今年は、国連の生物多様性年であり、10月には名古屋で、日本が議長国となって第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)が、開催されます。このような重要な節目に行われる沖縄市長選挙(418日告示、25日投開票)に当たっては、次の基本的立場を確認することが必要と考えています。

 

1.        生物多様性豊かな泡瀬干潟を沖縄の宝・世界の宝として保全する。生物多様性の宝庫を守ることは、米軍基地に頼らないで、自然との共生をめざし沖縄の未来を切り拓く上で不可欠の基盤でもある。

2.        日本の自然保護活動にとって画期的な意義をもつ泡瀬干潟裁判の判決の成果を尊重し、干潟を含む自然の保全に生かしていく。

3.        地球温暖化を防ぐなど世界的な課題解決・世界の自然保護・環境保全の立場からも泡瀬干潟は保全すべきである。

 

 以上の立場から私たちは、沖縄市長選にあたっては、「泡瀬干潟埋立(東部海浜開発)事業を中止する」政策を明確にし、その立場にたつ候補者選定を行うべきだと考えます。貴党におかれましては、候補者選定にあたりこの点にご配慮賜りますようお願い申し上げます。

 急な要請になりましたが、よろしくお願いいたします。最後になりますが、貴党の一層のご発展を祈念いたします。

 

謹白