泡瀬干潟海域のサンゴ産卵の確認をもとに、622日、下記の内容の要請を行いました。

要請は、(沖縄総合事務局、県環境部局、県港湾課)です。要請行動は、22日の夕方沖縄テレビで報道されました。また、「琉球新報」は、23日朝刊、2面で報道しています。

沖縄タイムスは25日に報道しています。

琉球新報623日↓

沖縄タイムス報道↓ 07625

 

 

2007622

沖縄総合事務局 開発建設部長 様 那覇港湾・空港整備事務所長 三宅光一 様

港湾空港指導官 成瀬英治 様 港湾計画課長 阿野貴史 様

 

沖縄県知事 仲井真弘多 様  土木建築部長 様  港湾課長 様

 

沖縄県知事 仲井真弘多 様  文化環境部長 様  環境政策課長 様  自然保護課長 様

 

 

泡瀬干潟を守る連絡会 共同代表 小橋川共男 漆谷克秀

                 連絡先:前川盛治(泡瀬干潟を守る連絡会事務局長)090-5476-6628

泡瀬干潟のヒメマツミドリイシ群落保全と埋立工事中止の要請

泡瀬干潟、西防波堤北西で、6月8日(金)夜1015分〜30分の15分間、ヒメマツミドリイシの一斉産卵・放卵があった。沖縄市の市街地から僅か2kmの場所である。泡瀬干潟を守る連絡会(小橋川共男、漆谷克秀共同代表)と沖縄リーフチェック研究会(安部真理子会長)のメンバーが確認した。

この海域は、ヒメマツミドリイシ(枝サンゴ)と海草(リュウキュウスガモ)が群生しているところで、生息面積は約29,000uあり、2年前からサンゴ産卵のチェックを行っていたところ、今度産卵を初めて確認することが出来た。この産卵によって、中城湾海域のヒメマツミドリイシの卵の供給場所が、この場所であることが明らかになった。

 ところで、この場所は、今、泡瀬干潟埋立工事が進んでいる場所と新港地区・泡瀬漁港先の航路を結ぶ新たな航路として浚渫される予定になっている。また、新港地区の泊地・航路の浚渫土砂をポンプで吸い上げ、海底に沈設したパイプで輸送する場所にもなっている。現在でも、埋立地の仮設桟橋東側の航路浚渫や埋立工事で、同海域のサンゴに影響が出始めているが、工事や浚渫がさらに進み、新たな航路の浚渫が行われたら、ヒメマツミドリイシの群落は死滅に追いやられる。

 事業者は、アセス書でこの海域のサンゴは被度10%未満として、保全の対象にしていなかった。しかし、泡瀬干潟を守る連絡会がヒメマツミドリイシの群生地であることを指摘したところ、調査をはじめ、事業者もヒメマツミドリイシの群生地であることを認め、平成19年度から新たな調査地点として設定し調査しているところである。

 1998年頃のサンゴの白化現象で、沖縄本島周辺海域のヒメマツミドリイシ生息地はほとんどなくなった。残されたヒメマツミドリイシ生息地で、泡瀬干潟海域の生息地は、本島周辺では最大の面積を有し、同海域が極めて貴重な場所・サンゴの卵の供給場所であることが明らかになった。今、恩納村などではごく僅かに残されたサンゴ生息地の保全に力を入れている。また、北谷町美浜、八重山(石西礁湖)では、サンゴを移植で増やし、その保全につとめている。そのような状況のなかで、泡瀬干潟の貴重なサンゴを埋立工事や航路浚渫計画で失ってはならない。下記のことを要請する。

1.        泡瀬干潟海域のヒメマツミドリイシ群落を保全すること。

2.        泡瀬埋立工事を中止すること。

3.        同海域の航路浚渫工事を中止し、将来の航路浚渫計画を撤回すること。

以上

 

回答(以下の回答は、前川盛治・泡瀬干潟を守る連絡会事務局長のメモです。

1.総合事務局  阿野課長対応

  「要請は受け取り、皆様の意見を聞きました。上司に報告し、検討します。今日は要請を受けたばかりですから、責任ある回答はできません。」

  追加要請「連絡会に文書で回答するように」 

2.環境政策課、自然保護課  下地環境政策課長、上原自然保護課長対応

  「要請1については、サンゴ保全は沖縄県の重要政策である。同海域のサンゴについてはアセス書に記載がなく、新たなものなので、保全措置を放置するわけにはいかない。事業者に事情等を聞き、対応したい。」

  「要請3については、航路のあり方、内容等についても意見を聞き、変更等についても事業者の意見を聞き対応したい。新港地区の浚渫土砂のパイプ輸送についても、計画、方法等を聞き、対応したい。」

  「要請2については、当方として「中止」を言える立場にない。

3.港湾課  玉城幹事が対応

  「今日は、要請を受けるだけです。要請内容は上司に伝えます。」

追加要請「連絡会に文書で回答するように」 

 

添付資料

資料1 ヒメマツミドリイシ群生地位置と埋め立てとの関係図

 

今度サンゴ産卵のあったヒメマツミドリイシ群落、約3万u

下中央の西防波堤先端の砂州の右の黒っぽいところ

左上の大きな掘削跡は、浚渫工事現場、その上は海上工事現場

 

資料2.サンゴ産卵の写真

 

以下は68日参加者が撮影した写真

前川盛治、産卵と撮影風景

西原千尋、卵が漂う風景

鋒山謙一、産卵状況

牧志治、琉球新報に使われた写真

安部真理子、タイムスに使われた写真

荒田茂、この画像はビデオ撮影したものをDVDにし、それから写真にしたものです

DVD画像は連絡会にあります。

 

資料3.サンゴ産卵を報道した新聞(沖縄タイムス、琉球新報、読売新聞)

 

7610日、沖縄タイムス

琉球新報、07610日↑

 

 

読売新聞(東京版)6月9日、夕刊↑