8月3日、シンポジウム提言 写真家・泡瀬干潟を守る連絡会共同代表 小橋川共男
泡瀬干潟は活性化の宝―地域の再発見をー
地域の活性化は誰もが望むことです。しかし泡瀬干潟埋立(東部海浜開発事業)は、活性化にならず、むしろ地域の大切な宝を失うことになります。ここでまず復帰以降の数々の振興事業の検証です。わずか35年の間に、私たちは急激に変貌する自然を体験する中で、徐々にチムグクルも失なわさせられ、今や拝金主義の混迷の澱みにある現状を見る必要があります。そこには沖縄の誇り、魂はスッポリ抜け落ち、子や孫子へ伝えるべき宝はありません。すなわち、今日の課題は、沖縄の宝、地域の宝を、どう再発見し活用するかが問われているのです。
例えば、沖縄市の宝は何でしょう。代表はエイサーやチャンプルー文化です。それに続くのは自然を生かすことで、泡瀬干潟の再発見がここにあります。今さら述べるまでもなく泡瀬干潟と浅海域は世界に発信できる豊かな自然環境があります。ラムサール条約への登録で世界の共有財産にし、健康な心身を養うエコツーで年間利用を計ります。また生産性の高い干潟と浅海域は海のゆりかごとして活用、健全なサンゴ群落と共に生きものたちの原種園として、周辺地先の海の復活に寄与させることです。正に自然をたっぷり体験し、生産性も持続となれば本物の宝です。
また返還される米軍基地ズケランのライカム地区は自然と地形が残り大きな魅力です。それを生かし御嶽・あしびなーを中心とした樹々に抱かれた新しい村を創出、村芝居やウスデーク、綱引などの伝統芸能を再興し、エイサーも含めた場となれば将来、世界文化遺産の可能性も出てくるでしょう。訪れてくる人は絶えないでしょう。平坦な商業施設をつくるだけでは競合するだけで活性化にはつながりません。
さらに農業への取り組みです。自給率40%の危機的な日本農業に地域から立て直しを図り、かけ声でない地産地消の産直ゾーンの確立です。市内北部にはタキヤンバルとよばれる自然豊かな土地があり、そこを生かす発想が必要です。
そして中心市街地は人が集う場にすることです。キーワードは「歩く」。それには灼熱の暑さと台風にも対応し、安心して楽しく歩ける歩道と一定間隔で休息できるスペースの確保が必要です。課題は交流の場。店舗は当然ですが、例えば市内工芸、創作展示、不用品交流、相談・ゆんたくなど色々な交流ゾーンの発想です。地主、家主、市民の協力で人が集う楽しい場になれば動き出すでしょう。
そしてこの案は地球温暖化の対策に少なからず貢献できる点も重要です。そして市内の自治会で各々、足元の宝物を再発見してゆけば活性化の度合はもっと高まるでしょう。沖縄市が持つ文化・自然・交流を柱に、こどもの国、総合運動公園、そしてスタートしたミュージックタウンなどと連動させてゆけば、地域の宝は輝き出し、確かな活性化へと結びついてゆくことでしょう。
泡瀬干潟は活性化の宝
T.干潟・浅海域及び地先のサンゴの学問、研究の拠点づくり
子どもたちの自然観察の場、学ぶ場としても利用
水鳥観察センター、トカゲハゼ観察、マングローブ観察、日本一の貝の宝庫
U.健康な心身を養うエコツー及び健康増進プログラム作成
冬期(12月〜3月)
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浅海域で大発生する海藻たち・・カゴメノリ・フクロノリ・コバモク・イソスギナ他
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クビレミドロ観察
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渡り鳥たち・・ムナグロ・シロチドリ・ダイサギ・ダイシャクシギ・クロツラヘラサギ他
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食用の海藻たち・・アーサ、イバラノリ(モーイ)など
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繁殖期を迎えるミナミコメツキガニ
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サンゴの観察・・グラスボート、カヌー
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夜の観察会・・ウミホタル、夜光虫
春期(4月〜5月)
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トカゲハゼ(トントンミー)産卵期
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食用の海藻たち・・モズク、スーナなど
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干潟観察・・ミナミコメツキガニなど
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サンゴ観察・・グラスボート、カヌー
夏期(6月〜8月)
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サンゴの産卵観察、スクの誕生
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シュノーケリングツアー・・ウミエラ、サンゴ
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カヌーツアー・・サンゴ
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干潟観察・・ミナミコメツキガニ
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夏鳥の観察・・コアジサシの産卵、子育て
秋期(9月〜11月)
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イイダコ採り
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カヌーツアー、シュノーケリング・・・サンゴ、ウミエラ
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海草観察
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サンゴ観察
健康増進・・・水中歩行