提言【泡瀬干潟は他に類を見ない、世界の宝です】

(自然の権利基金・愛知県・原田彰好)

 

1、私は、自然の権利基金の依頼により発言致します。

  自然の権利基金は、泡瀬干潟を守る住民訴訟を全面的に支援して、経済的援助をしています。私は、その裁判の弁護団の一員ですが、この裁判費用の多くが自然の権利基金からの援助により行われています。

  基金はジュゴンを守る闘いやその他の自然保護裁判への援助も行っており、今や基金は自然保護裁判にとって無くてはならないものになっています。

  基金の主要な財源は、基金会員からの会費収入です。リーフレットを配布させて頂いていますが、今後とも自然の権利基金への支援を心からお願いする次第です。

 

2、さて、住民訴訟に話を戻しますが、泡瀬干潟埋立事業者である沖縄県、埋立地購入を予定する沖縄市を被告とした住民訴訟は、7月6日に裁判官等による現地視察を行い、この秋から証人尋問に入り、いよいよ大詰めを迎えます。

  裁判を通じて本件埋立事業の不当性は益々明らかになっています。

  干潟生態系の豊かさは各分野の研究者の資料により明らかにされ、本件埋立事業に関する環境アセスメントの杜撰さも明確になってきています。右肩上がりの観光客増加を前提とした宿泊やマリーナ・リゾート施設等の需要予測にも科学的裏付が薄弱であることも明らかになってきています。原告側は、これらの不当違法性を立証するため9人の研究者を証人として申請しています。

 

3、私は、研究者から提供された研究成果を与えられるたびに、泡瀬干潟が他に例を見ない変化に富んだ掛け替えのない干潟であり、この干潟により多くの生きものが支えられ、本当に世界の宝であることを痛感しています。そして、隣接の川田干潟を埋立により台無しにしたばかりか、今また泡瀬干潟を破壊する国、県の愚かさに心の底から怒りを覚えます。

  泡瀬干潟は沖縄市の最大の宝物の一つであることは間違いありません。沖縄市は、早急にこの干潟の保全を決定し、国や県に埋立中止を要求し、沖縄市の宝として泡瀬干潟を守っていただきたいと心から訴えます。

                                                              以上