11月19日、那覇地裁判決は、泡瀬干潟埋立の歴史を大きく動かした
前川盛治・泡瀬干潟を守る連絡会事務局長
苦難のたたかいであった泡瀬干潟を守る運動に、まさに歴史を大きく変える、那覇地裁の判決が下った。
公判で裁判長が読み上げる言葉は、最初は「却下」「認められない」が続き、完全敗訴かと思っていたその後、
「知事は・・・一切の公金を支出し、又は契約を締結し若しくは債務を負担してはならない」と言葉が続いたと
きは、一瞬わが耳を疑った。その後1,2分読上げが続いたが、胸が高まり、言葉がよくわからない。
閉廷直後、あらかじめ用意した判決垂れ幕の掲示のため、弁護団長の原田彰好弁護士に、「一部勝訴でいいよね」
と確認したら、原田弁護士、御子柴慎弁護士、堀雅博弁護士、白川秀乃弁護士も興奮し、それでよいとの確認。
大変な事態が発生した。急いで「一部勝訴」の垂れ幕を捜したが、「勝訴」「原告意見一部容認」「不当判決」しか
用意してなく、急いで二つをかさね合わせ「一部勝訴」をつくり、あらかじめ掲示を依頼していた桑江直哉(連絡会幹事)
さんを、法廷玄関まえに走らせた。
判決は、画期的であった。要旨は次の通りである(詳細は、下記資料を見てください)。
@ 埋立事業に経済的合理性は無い。
A
県知事・
B これまで支出した金額の損害賠償は却下。
Cアセスは、予測において検討が不十分、予測と検討がなされていないなど不十分も散見されるが、アセス法に反する違法なものであるとまでは言うことはできない。
公判後開かれた、事後集会は喜びを分かち合う場になった。判決の要旨を報告する原田弁護士も感極まったのか、
「一部勝訴、東門市長の工事見直しが大きかった」の言葉も途切れがちある。御子柴弁護士、白川弁護士、堀弁護士らも
「皆さんやったね、良かったね、みんなのたたかい、努力が報われた」と報告した。訴訟を支援する会の亀山統一代表(連絡会副代表)も、
子どものようにはしゃぎまわり、あっち行ったり、来たりの後「皆で喜びを分かち合おう、弁護団に感謝」と上ずった言葉で気持ちを
表現した。原告代表の漆谷克秀連絡会共同代表も顔を紅潮させ、感動の涙を浮かべ、これまで長い戦いを支えてきた原告の皆様や弁護団
に感謝を述べた。
この判決は、沖縄、本土における自然環境保全の戦いに大きな励みになり、それを支える大きな意義がある事はいうまでもない。
費用対効果がない、経済的合理性がない無駄な公共事業が行われ自然が破壊されてきたこれまでの歴史に終止符が打たれたといっても過言
ではない。諫早湾堤防の一時開提の佐賀地裁判決に続き、この那覇地裁判決は、環境破壊が続く日本の歴史を大きく変える端緒になるもの
と思われる。
さて、今後の戦い方である。この判決を確定させるため、沖縄県・
全国各地の団体から、県・市に「控訴するな」の声を届けることが急がれる。
私たちも、判決後直ぐに県・市に「控訴するな」の要請を行った。判決の当事者ではないが、埋立事業の当事者である国(沖縄総合事務局)にも
「工事中止」を要請した。
11月23日は、午後5時から、シンポジウム「これでいいのか!?泡瀬干潟埋立!!〜09年1月から始まるサンゴの生埋めを中止させよう〜」が、
要請する。とりわけ、沖縄県は控訴するために控訴承認の手続き(県議会土木委員会での審議28日・本会議での承認12月3日)をすすめている
ので、週明けの11月25日〜12月3日の取り組みが重要になる。私たちは、この間県議会各派に働きかけ「控訴断念」させたい。幸いにも、
県議会は「野党逆転」の状態である。県が控訴断念すれば
暗闇の中で、微かな明かりでも探そうとしてきた戦いの歴史に大きな朝日が昇るときが、今間じかにきている。 最後のしかもやりがいの時が
きている。
新聞報道1 新聞報道1の続き 注目1:県議会の動き 注目2:東門美津子市長の動き
判決直後連絡会、弁護団、訴訟支援する会で、控訴断念、工事中止の要請 県知事要請 国・沖縄総合事務局要請 沖縄市長要請
全国の皆様へお願い 沖縄県知事、
をお願いいたします。
沖縄県議会議員 http://www2.pref.okinawa.jp/oki/meibo.nsf
誰に要請したほうがいいのかの判断は下記アンケートを参考にしてください。
玉城満県議、平良昭一県議、當間盛夫県議、吉田勝廣県議への要請が急がれます。
県議48名の泡瀬干潟埋立に対するアンケート回答、分析
http://awase.net/maekawa/sub8.htm
沖縄県知事 ◆郵送の場合
〒900-8570(郵便番号だけでも届きます。)
知事公室広報課 「知事へのたより」 宛
◆ファクシミリの場合
ファックス番号 098-866-2467
知事公室広報課 「知事へのたより」 宛
◆Eメールの場合
kouhou@pref.okinawa.lg.jp
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以下が、裁判資料。
また、泡瀬干潟報道関係まとめをおくります。 ■泡瀬干潟埋立公金差止訴訟2008年11月19日
判決骨子http://www.193-project.com/pdf/saiban/20081119Koshi.pdf判決要旨http://www.193-project.com/pdf/saiban/20081119Youshi.pdf判決書http://www.193-project.com/pdf/saiban/20081119Hanketusyo.pdf ■泡瀬干潟公金差し止め訴訟関連情報サイト
http://www.awase.net/maekawa/sub6.htm被告沖縄県最終弁論準備書面原告最終弁論準備書面 その1 その2 その3 1.報道関係2.イベント案内 ■報道関係
●沖縄テレビ(動画)フジテレビ系列
http://www.otv.co.jp/newstxt/index.cgi?20081119190165●琉球朝日放送(動画)朝日系列
http://www.qab.co.jp/01nw/08-11-19/index4.html●琉球放送 (動画)
http://www.rbc-ryukyu.co.jp/rnews.php?itemid=19248 http://www.rbc-ryukyu.co.jp/rnews.php?itemid=19249 http://www.rbc-ryukyu.co.jp/rnews.php?itemid=19250 ●琉球新報 毎日系
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-138251-storytopic-1.html
●沖縄タイムス 朝日系
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-11-19-E_1-001-2_001.html?PSID=3271392c3c27054b7f8994c3ffa8eb07●毎日新聞
http://mainichi.jp/seibu/news/20081120sog00m040004000c.html http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000044-mai-soci
●時事通信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000067-jij-soci
●読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081119-OYT1T00340.htm
●産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081119/trl0811191203000-n1.htmhttp://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081119/trl0811191902018-n1.htm
●日本経済新聞 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081119STXKD013319112008.html
■ご案内 11月23日泡瀬干潟のシンポジウムがあります。 主催:連絡会・WW
F・日本自然保護協会等 17時開場 17時30分より ラムサール会議報告 18時開始 意見発表:日本自然保護協会・開発法子 JAWAN・伊藤昌尚 広島ハチの干潟・岡田和樹(18歳で干潟を守りました!その事例紹介)
詳しくはhttp://www.awase.net/maekawa/sinpo081123.htm