新たな漁礁「試験」  2010年12月2日、琉球新報記事

 

大きさ、設置場所などが記事では不明でしたので、仲本工業に問い合わせました。

 

設置場所:未定。これから調査して決める。

大きさ:6m×6mで、高さは1段目が2m、2段目は2m50cmをイメージしているが、設置場所(台風時の波、潮流など)により大きさは異なる。

 

気になる点(前川盛治)

    産業廃棄物の捨て場⇒新たな海洋汚染につながらないか?

   前例があるのか、そこでのモニタリングの結果はどうか。公共事業では初とあるが、民間では前例があって、データはあるのか?

   豊かな森林があって、そこから海に流れる水が豊かな漁場を育てることは、常識ですが、海に廃材(マツクイムシ被害木)を使って漁礁を造ることが同じ効

果があり、それが海洋汚染にならないのか、の検討を科学的に行って欲しい。

    泡瀬干潟・浅海域の埋立(第1区・96a960,000u)では、豊かな海草藻場(魚の産卵場所、稚魚の飼育場所)を破壊しながら、一方では、海草藻場に替わる新たな場所・漁礁を、国の税金(10年度は55百万円、11年度も増えるであろう)で造成する。

  新たな漁礁は、36810年度4基、11年度4其)=288uであり、失われる泡瀬干潟・浅海域の埋立地(960,000u)の僅か、0.03%である。

    農林水産省、県、与那原町、与那原・西原町漁協、佐敷中城漁協、仲本工業、神戸製鋼の事業のようです。与那原町、与那原・西原町漁協、佐敷中城漁協などは、泡瀬干潟埋立により被害を受けている当事者であるので、「開発などで減少した魚の成育場所を人工的に作り出し、減少する水産資源の回復をめざす」ということは理解できますが、沖縄県・国の態度が理解できません。県・国は全く矛盾していることを行っています。沖縄市、沖縄市漁協が入っておれば大きな問題でした。仲本工業は泡瀬干潟・浅海域埋立にも関わっています。