アワセゴルフ場跡地の商業施設(北中城村構想)と泡瀬干潟埋立地の商業施設(沖縄市構想)、宜野湾市サンエー

 

「琉球新報」817日、18日に「ひずみの構造」(アワセゴルフ場)が掲載されています。この構想(面積1619aに、端から端までの距離450m、年間集客数1200万〜1500万、県内最大規模の商業施設等)に「沖縄市の経済界は計画変更を求めている」そうです。その理由は「沖縄市の中心市街地が衰退、壊滅してしまう」と訴えているそうです。いわゆる“パイの奪い合い”です。

ところで、沖縄市は、泡瀬埋立地に「臨海商業施設」(商業施設5.8a、臨海商業施設3a、合計8.8a、年間利用者数197万人)を計画し、近く埋立工事が再開されそうです。この商業施設の利用者は沖縄市民はもちろん、コザ・石川圏住民(沖縄市、うるま市、北谷町、嘉手納町、読谷村)となっています。

泡瀬埋立地商業施設を推進している「沖縄市経済界」が、泡瀬埋立地商業施設では“パイの奪い合い”にはならないで、アワセゴルフ場商業施設では“パイの奪い合い”になるから反対ということではスジが通りません。泡瀬埋立地商業施設は「どうせ実現できない」、「用途変更すれば良い」から問題にならないが、アワセゴルフ場商業施設は、計画が現実のものとして進行しているから「反対」というのであれば、大きな問題です。

沖縄市の経済界の皆さん、泡瀬埋立地商業施設ができたら、「沖縄市の中心市街地が衰退、壊滅してしまう」恐れはないのですか? 泡瀬埋め立て「工事ありき」になっていませんか?

 

また、宜野湾市にも大型商業施設(5階建て、延べ床面積63千uの「サンエー」)ができます(新聞記事は、アワセゴルフ場跡地の後ろに貼付してあります。)

沖縄市周辺は、うるま市、北谷町、北中城村に「大型スーパー」が林立します。

泡瀬埋立地に、本当に「商業施設」が立地できるのでしょうか? 沖縄市は、勇気をもって判断し、泡瀬干潟・浅海域埋立を止めるべきです。