2007830

沖縄市

東門美津子 様

泡瀬干潟を守る連絡会

共同代表 小橋川共男  漆谷克秀

連絡先 090-5476-6628(前川盛治・事務局長)

 

東部海浜開発(泡瀬埋立)事業の今後についての要請

 

 貴職におかれましては、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。

 さて、泡瀬干潟を守る連絡会は、0783日、8つの団体との共催で「泡瀬干潟は世

界の宝、泡瀬干潟を守り生かそう!!シンポジウムとコンサート」を沖縄市コリンザ、あ

しびなーで開催いたしました。その集会で、別紙の通り、共催各団体の東門市長への提言

を公表し、「アピール」を採択いたしました。

 今、泡瀬干潟をめぐる情勢は大きな転換期を迎えています。沖縄市が設置した「東部海

浜開発事業検討会議」は、昨年1225日から07728日まで13回に亘って検討し

た内容を、去った730日に市長に報告いたしました。10人の委員のレポートを拝見す

ると、「今のままでは、この事業は沖縄市の活性化にならない」「市民合意のために円卓会

議が必要だ」「新たに検討委員会を立ち上げるべきだ」等が集約した意見であると思われ

ます。「今の計画のまま推進する」という意見はゼロです。また、二人の委員は、沖縄市

が再度検討する間、市長から「工事の中断を国・県に要請する」必要性を指摘しています。

市長はこの報告書を受け取った際「事業の是非について早期に判断したい」としています。

 ところで、東部海浜開発(泡瀬埋立)事業は今年も81日に再開されました。今年の

工事は、護岸工事の延長、浚渫工事の拡大等です。この工事で、第1期工事の外形が出来

上がることになり、泡瀬干潟にきわめて大きなダメージを与えることになります。

 先にあげた検討会議の意見では、今後事業については一層の検討が必要であると指摘し、

埋立事業の今後の是非については、東門市長が早い時期に判断していくことになっている

のに、工事がこれ以上進行したら、検討会議の意見、東門市長の判断は、全く無視される

ことになります。

 この事業は、沖縄市の強い要請で行われてきましたが今、状況は大きく変化しています。

緊急に次の対応をしていただくように要請いたします。

 

要請

 

1.            検討会議の意見をもとに市長が事業の是非を判断するまで、「工事の中断」を国・県に

要請すること。

2.            市長が事業の是非を判断する際、先の集会の「各団体の提言」「アピール」「市民アンケ

ート」を尊重すること。

3.            検討会議の意見、各団体の提言にある「円卓会議」「新たな検討委員会」を早急に実現

すること。

4.            0798日に期限切れになる「FAC6046泡瀬通信施設における沖縄市による在日米軍

施設・区域の共同使用に係る協定書」を破棄する(再契約しない)こと。