07年12月18日の海藻草類専門部会を伝える新聞報道(07.12.19沖縄タイムス)
解説と意見(前川盛治・泡瀬干潟を守る連絡会事務局長)
私もこの委員会に所属し、事業者の報告をもとに、審議していますので
補足します。
1.泡瀬干潟でのクビレミドロ移植とは次の事を包括したものです。
(1) 泡瀬干潟のクビレミドロを屋慶名、勝連に移植する。
(2) 屋慶名、勝連に移植したクビレミドロから得られたクビレミドロ(卵、藻体)を泡瀬埋立地につくられる
「人工干潟」に再移植する。
(3) 上記のことを実験して、実施できるように、専門家の助言を得る。
(4) 上の移植と並行して、「室内増殖技術開発試験を実施する」
2.屋慶名、勝連地区への移植については、これまで様々な実験をしていますが
成功していません(平成16年屋慶名のクビレミドロの天然卵を勝連に移植したが、
18年3月、19年3月と経過を見たが、再生産は僅か、4.5%であり、成功して
いません)これについては、私の報告(海藻草類専門部会報告)をご覧下さい。
3.下記の新聞記事は、上記の「室内増殖技術開発試験」の結果を報道したものであり
これで「クビレミドロの移植が成功した」と思ったら、大間違いであることを理解して
ください。
4.人工干潟の造成はこれからであり、そこに移植されたクビレミドロが生育できるかどうかは
まだ分かりません。出来ないかも知れません。
(なお、泡瀬埋立のアセス書・2000年3月では、「移植試験の結果、移植は技術的に可能であると
判断された」とありますが、この記述は、上に述べたことを見ても分かるとおり、全くの
子供だましであったことが判明しています。)
5.新聞記事の最後の部分、「場の創造」実験結果の報告
を「了承した」とありますが、私は、これに対して反論し、意見を
述べました。「了承」していません。詳しくは、先の私の報告(海藻草類専門部会報告)を
ご覧下さい。
